ユキオの手記

サスケさんのとこの「ユキオの手記」は、思い出した頃にたまに読んでいるのだが、仕事で気分が落ち込んでいるとき、鬱気味の時、人生やめたい時などに読んだりすると、不思議な安心感と生きる活力を得られる。
ユキオの自分勝手さと思い込みの激しさとネガティブさには共感できるのだが、そんな彼が前向きに進んでいこうとする姿勢に胸を打たれるというか、つられて「俺も頑張ってみるかな」という気分にさせてくれる。ぶっちゃけユキオの方が俺の何倍もスペックの高い人間なわけだし、勝手に親近感を抱くのはずうずうしいような気がするけど。

あれを漫画化してみたいとちょっとだけ思ったが、読み物として非常にしっかり出来ている作品なだけに、下手に漫画化したら台無しになってしまいそうだな…とか思ってみたり。

話は逸れるが、ユキオが大絶賛していた、夏目漱石の「こころ」が、最近漫画化されていたので読んでみた。
先生のキャラが無意味に不気味かつKの痛々しさが強調されていた。Kの墓標がそのまま「K」だったのには苦笑せざるを得ない。というかはっきり書くなよなとか思ったり;