好きなタイプの絵

上手い下手は関係なく、好きなタイプの絵というものがある。
なんというか、真似しようとしてできるものではなく、その人しか出せない味がある。それがヘタウマ絵の場合だと尚更。
たとえて言うならば、西島大介氏の絵とかに心惹かれる。ともすれば落書きに見えなくもない絵なのだが、可愛らしくほんわかとした暖かさとほんの少しの毒が感じられる所がいい。あの可愛いキャラで、結構残酷な話をやっちゃっているところもいい。凹村戦争しか読んだ事はないが・・・
あと、極力余計な線を省いたシンプルな絵も好きだ。ぺジェ曲線のみで描いているような、丸っこくて可愛らしい絵なんかが特に。素人の人のイラストサイトを巡っている時にこういう絵のサイトを見かけると、必ずお気に入りに入れてしまう。
こういう好きなタイプの絵って、自分にはなかなか描けないもので、描き手に対して尊敬と嫉妬の入り混じった複雑な感情を抱く。それが自分の創作意欲をかきたてるのである。

最近は、どうにかプロの端くれにでも引っかかる事を期待して、萌え絵の練習ばかりしているわけだが、将来的には自分の描きたい絵で描きたい漫画を描いていくのが夢である。それにはネーム力を上げないといけないだろうな。