都落ちまでのカウントダウン

仕事はなかなか見つからず、面接を受けても落ち、未曾有の不景気ということで、誰からも「実家に戻れ」と言われ、自分でも「生き延びる為には、今は実家に戻るしかないのか」と思うようになり、もう70%ぐらいは戻る方向に動いている。
元々こっちに出てきたのは、地元にいても仕事がなかったというのもあるが「九州から出たかった」という気持ちも相当大きかったという事にも気付かされた。九州はいい所だと思うし、悪く言うつもりはない。ただ、自分は馴染めなかっただけであり。今まで出られなかったのは、一人暮らしに対する不安が大きかったからだ。将来の事を考えて自立するよりも、目先の楽な道を選んでいただけなのである。そして段々親も弱ってきて、母がいらん事故を起こして入院してから「もう家に寄生したままじゃそのうち生きていけなくなる」と悟って、自立への下準備の為に、今の地を離れた。「だんだん家族も余裕がなくなって自分に否応無しに負担がくるので、そうなる前に家族を見捨てて自分一人で気楽に生きていこう」という考えもあった。実家に縛られたままでいると、いずれ離島に引っ越して墓まで守らされる羽目になるだろうし。墓を守りたくないわけじゃなく、離島の田舎に住みたくないからだ。旅行でたまに行くぐらいならいいのだが、ずっと住むのは絶対に無理だと思う。
ああいうインフラが満足に整っていない地域に、そこで生まれ育った地元民以外が住むのは無謀だと思う。たとえ親がそこの出身でも子供は余所者だし、親だって18ぐらいまでしかそこに住んでいなかったので、そこで「自立した社会人としての生活」を送った事がないわけだし、祖母や仲がいい親戚がいなくなったら地獄しか待っていないのではないだろうか。親戚に不登校→ひきこもりがいるので、地元民ですら馴染めずにいじめに遭う事もあるんだろうな。

だから家に戻っても、いつか脱出する事を前提にバイトなりで稼いで貯金する。以前は何の目標もなく刹那的に生きていたので、だらだらネトゲやりながらニートしていたが、今回こそはこうはならないと誓う。