覆水盆に返らず

一度してしまった事を無に帰すわけにはいかないのは当たり前だ。

罪を犯したら必ず前科が付く。たとえ深く反省しようが十分な贖罪をしようが、決してそれが消えるわけではない。一生十字架を背負って生きていかねばならない。

一度なくした友達は二度と戻ってはこない。たとえ許してもらえたとしても、もはや再び友達となる事は許されないだろう。
今でも考えてしまう。「もし、あのとき、あんな事をしなければ、ああしていれば・・・今も友達でいられたのだろうか」と。
最後にメールを出してから1年近く経つ。「本当の決別」が訪れるのが恐くて、その返事に対する返信ができないままズルズルきてしまった。しかしそろそろケリを付けるべき時期なのかも知れない。ずっと恐くて恐くて逃げてばかりいたが、そろそろ逃げるのはやめるべきではないだろうか。自分の心弱さゆえに、相手を振り回すのは自分勝手極まりない。自分がこんな性格になったのは、環境のせいだとか親のせいだとかいじめのせいだとか、責任転嫁してうじうじするのは最低だ。
でも恐い・・・恐怖も悲しみも感じない体質になりたい。