現状報告

仕事がなかなか決まらず、これから経済的にも苦しくなっていくであろう事を見越し、帰ってきました。日本の最西端へ。

元気だろうと思っていた母が、俺が家に帰りついたその日に入院した。盲腸をこじらせたらしく、結構ひどい状態だったという。
今は意識もはっきりしていて大して苦しくもないようなのだが、今後の経過次第で、再手術もありうるという話を医者から聞いた。
親はいつまでもいるわけじゃない、今のうちに一人前になって、一人でも生きていけるようにならなければ・・・とは常々思っていたが、いざ自分の親がこれからどうなるかわからない状況に立たされてみると、やはり冷静ではいられなくなる。
自分がいかに精神的に未熟であるか、親に精神的に依存していたかを思い知らされる。実家から遠く離れた地で一人暮らしをして強くなったつもりでいたが、まだまだ心は子供という事か。
そして、以前会った時よりも老けて腹が一層出てきた親父。昔はとても恐かったのに、今は俺に対して弱音を吐く程までになってしまった。この時改めて「一年半という期間は長かった」という事を思い知った。

今後どうなっていくかわからないけれど、今できる精一杯の事を両親に対してしていこうと思う。心配をかけないようにするには、きちんとした所に就職するのが一番だと思う。不況だしそう簡単にもいかないだろうけど、これからは俺がしっかりしていかないと。

俺自身も、そして周りの人達も、明日どうなっているかはわからない。だからせめて、何事にも悔いを残さないように、先延ばしをしないようにしていこうと思った。