すれ違い不安

夜に外を歩いているときに、誰かとすれ違う事がある。
周りに他に誰もいない状態で人とすれ違うと、すれ違いざまに刺し殺されるんじゃないだろうかと不安になる。だから、人とすれ違う時は、なるべく半径1メートル以内に近づかないように距離を置く。
ただ、あまりにも露骨に距離を離すと、悪意のない人間だった場合は気分を害するかもしれない。だから、歩く時は常に数メートル先の状況を確認しながら、人とすれ違いそうになったときは「いかに自然に近寄らないようにすれ違うか」を考えて行動している。
最近になって実践しはじめた事ではなく、子供の頃からずっとこんな感じだった。一時は武器を所持しようかとも思っていたが、日本には銃刀法という面倒くさい法律があるという事を知り諦めた。

自意識が人より過剰な人なら、ある程度理解できるんじゃないだろうかこの気持ち。